兵庫県立総合衛生学院 助産学科

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、兵庫県神戸市長田区にある1年制の助産師養成課程です。看護師免許を有する方、または看護師国家試験受験資格を取得見込みの方などを対象に、助産師として必要な専門的知識・技術・判断力を学び、助産師国家試験受験資格の取得をめざします。

兵庫県で助産師学校を探している方にとって、兵庫県立総合衛生学院 助産学科は重要な選択肢の一つです。県立の助産師養成課程として、1年間で助産師国家試験受験資格の取得をめざし、病院、診療所、助産所、保健センター、教育機関などでの実習を通して、助産師としての実践力を養うことができます。

助産師は、妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の母子を支えるだけでなく、女性のライフサイクル全体、家族支援、地域母子保健、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、多職種連携にも関わる専門職です。兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、「女性とともにある」専門職として、女性とその家族の健康に幅広く対応できる助産師の育成がめざされています。

2026年5月11日更新

各校公式サイト・募集要項・公的機関公表資料等をもとに作成しています。
出願前には必ず各校の最新の公式募集要項をご確認ください。

● 基本情報
  • 学校名:兵庫県立総合衛生学院
  • 学科名:助産学科
  • 設置:兵庫県
  • 学校種別:助産師養成所・専門学校系課程
  • 修業年限:1年
  • 所在地:兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目2番1号
  • 定員:20名程度
  • 対象:女子
  • 出願条件:看護師免許を有する方、または看護師国家試験受験資格を取得見込みの方など
    ※最新年度の募集要項で必ず確認してください。
  • 取得をめざせる資格:助産師国家試験受験資格
  • 関連資格等:受胎調節実地指導員指定申請資格、新生児蘇生法「専門」コース認定の機会
  • 特徴:出産を核として、女性の一生の健康を支える助産師の育成をめざす兵庫県立の1年制助産師養成課程
● 取得できる資格・認定
  • 助産師国家試験受験資格
  • 受胎調節実地指導員指定申請資格
  • 新生児蘇生法「専門」コース認定の機会

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制課程です。助産師として働くためには、助産師国家試験に合格するだけでなく、看護師免許を取得していることも前提となります。

受胎調節実地指導員指定申請資格は、家族計画、性と生殖に関する健康支援、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関わる助産師の役割と深く関係します。

また、教科外活動として、新生児蘇生法「専門」コースの認定を得る機会が設けられています。出生直後の新生児の状態を判断し、必要な初期対応につなげる力は、助産師にとって非常に重要です。

● 兵庫県立総合衛生学院 助産学科の特徴

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、看護師免許を持つ方が助産師資格の取得をめざして1年間学ぶ課程です。出産を核として、女性の一生の健康をサポートできる助産師の育成がめざされています。

公式サイトでは、「女性とともにある」専門職として、人への深い理解を基盤に、女性とその家族の健康に幅広く対応できる実践力を身につける教育を行うと案内されています。

卒業生は、兵庫県内を中心とした病院、診療所、助産所などで高い専門性を発揮し、自律性のある専門職として活躍していると紹介されています。県立校として、兵庫県内の周産期医療や地域母子保健への貢献を意識しやすい点も特徴です。

また、公式入学案内では、令和5年度から令和7年度までの助産師国家試験合格率がいずれも100%と示されています。国家試験対策、実習環境、県内での就職を重視する受験生にとって、確認しておきたい学校です。

● 教育理念と教育目的

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、出産を核として、女性の一生の健康を支えることができる助産師の育成がめざされています。助産師は、妊産婦と赤ちゃんの命を支える専門職であると同時に、女性と家族の不安に寄り添う支援者でもあります。

母子の安全を守るための知識と技術に加え、対象者の思いを受け止め、必要な支援につなげる姿勢が大切です。妊娠期から子育て期まで継続して関わる実習や、地域母子保健実習、教育機関での健康教育などを通して、助産師の幅広い役割を学びます。

近年は、少子化、晩婚化、産後うつ、孤立した育児、ハイリスク妊娠、女性のライフプランの多様化など、助産師が関わる課題が広がっています。助産師を目指す受験生には、妊娠・出産だけを切り取って見るのではなく、女性の人生、家族の背景、地域社会の支援体制まで含めて考える力が求められます。

受験生は、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ兵庫県立総合衛生学院で学びたいのか」「兵庫県内の母子保健や周産期医療にどのように貢献したいのか」を、自分の看護経験や実習経験と結びつけて整理しておくとよいでしょう。

● 教育目標と卒業時に身につけたい力

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、女性とその家族の健康に幅広く対応できる実践力を身につけることが重視されています。助産師として母子の安全を守る知識・技術に加え、女性の生涯を通じた健康支援に関わる視点が求められます。

  • 妊娠・分娩・産褥・新生児期を理解し、助産診断に基づいて支援する力
  • 分娩介助を通して、母子の安全を守る力
  • 妊娠期から子育て期まで継続して対象者と関わる力
  • 正常新生児だけでなく、ハイリスク新生児のケアを理解する力
  • 保健センターでの母子保健活動や地域子育て支援を理解する力
  • 教育機関での健康教育を通して、思春期からの支援を考える力
  • 医療チームや地域の支援機関と連携・協働する力
  • 助産師として継続的に学び続ける姿勢

助産師は、分娩の場面だけでなく、妊娠前から産後・育児期、さらには女性のライフサイクル全体を支える専門職です。受験段階から、助産師の仕事を広く捉えておくことが大切です。

● 学びの内容と教育課程

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、看護師養成課程で学んだ知識を基盤に、1年間で助産師として必要な知識と技術を学びます。1年間の修得単位数は35単位、1,020時間で、そのうち臨地実習は11単位、495時間と案内されています。

  • 助産学概論
  • 母子の基礎科学Ⅰ・Ⅱ
  • 基礎助産学Ⅰ〜Ⅳ
  • 母子の心理・社会学
  • 助産診断・技術学Ⅰ〜Ⅳ
  • ウイメンズヘルスケア論
  • 健康教育論
  • 地域母子保健
  • 助産管理
  • 助産研究
  • 臨地実習

基礎助産学では、助産師の役割、母子の基礎科学、母子の心理・社会的背景などを学びます。助産師は、生命の誕生に関わる専門職であるため、医学的知識だけでなく倫理観や人間理解も欠かせません。

助産診断・技術学では、妊娠期、分娩期、産褥・新生児期の助産診断とケアを学びます。正常な経過を支える力だけでなく、異常を予測し、必要な医療につなげる判断力も求められます。

地域母子保健や健康教育では、病院内だけでなく、地域で生活する母子と家族、思春期の子どもたちを支える視点を学びます。助産師には、医療機関と地域をつなぐ役割も求められます。

● 授業・演習の特色

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、1年間で助産師国家試験受験資格の取得をめざすため、授業・演習・実習が密度高く進みます。看護師養成課程で学んだ基礎力を前提に、助産師として必要な専門知識と技術を短期間で身につける必要があります。

分娩期の助産診断技術では、産婦と胎児の状態を同時に観察し、分娩進行を判断しながら、安全で安心できる出産を支援する力を養います。分娩介助は、助産師の専門性の中心となる重要な実践です。

また、継続事例実習や地域母子保健実習、新生児実習、健康教育など、助産師の幅広い役割を学ぶ機会があります。助産師は、出産の場面だけでなく、妊娠期から子育て期までの継続支援、地域での母子保健活動、思春期からの健康教育にも関わります。

在校生の声では、先生方の熱心な指導のもと、グループワークなどを通して能動的に専門知識を吸収していること、実習に向けて準備に取り組んでいることが紹介されています。1年間を有効に使い、仲間とともに学ぶ姿勢が大切です。

● 臨地実習と地域母子保健

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、病院、診療所、助産所等での臨地実習を通して、助産活動の実際を学びます。臨地実習は11単位、495時間と案内されています。

  • 妊娠期の健康診査と保健指導
  • 分娩期の観察と分娩介助
  • 産褥期の母体回復支援
  • 新生児の観察とケア
  • ハイリスク新生児のケア
  • 妊娠期から子育てまでの継続事例実習
  • 保健センターでの地域母子保健実習
  • 地域での子育て支援
  • 教育機関での健康教育
  • 思春期からの支援
  • 助産所での助産活動
  • 多職種・関係機関連携

継続事例実習では、妊娠期から子育てまで継続して実習し、深い人間関係と対象者の能力を引き出す支援を学びます。助産師は、分娩の一場面だけでなく、妊娠期から産後・育児期まで長く関わる専門職です。

地域母子保健実習では、保健センターにおける母子保健活動や、地域での子育て支援の実際を学びます。助産師には、病院内での分娩介助だけでなく、地域母子保健、性教育、育児支援に関わる視点も求められます。

新生児実習では、正常新生児だけでなく、ハイリスク新生児のケアを通して助産師の役割を深く学びます。教育機関での健康教育では、いのちの教育を企画・実施し、思春期からの支援のあり方を学びます。

● 主な実習先の特徴

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、兵庫県内を中心に、多くの病院、診療所、助産所で実習を行います。公式サイトでは、主な実習施設として次の施設が紹介されています。

  • 県立尼崎総合医療センター
  • 県立西宮病院
  • 県立淡路医療センター
  • 県立丹波医療センター
  • 済生会兵庫県病院
  • 母と子の上田病院
  • マムクリニック
  • なでしこレディースホスピタル
  • あさぎり病院
  • 親愛産婦人科
  • 林産婦人科
  • 阪神バースクリニック
  • 小国病院
  • 奥産婦人科
  • 久保みずきレディースクリニック
  • はしもと産婦人科
  • 関西労災病院
  • 県立こども病院
  • 神戸大学医学部附属病院
  • 毛利助産所、しまざき助産院、さくら助産院 ほか

実習先は年度により変更される可能性がありますが、県立病院、総合病院、産婦人科医院、助産所など、周産期医療や地域母子保健を学べる施設が多く挙げられています。

実習では、分娩介助だけでなく、ハイリスク新生児のケア、助産所での助産活動、保健センターでの母子保健活動、教育機関での健康教育など、助産師の幅広い役割を学びます。出願前には、実習先、実習期間、移動の負担、生活リズムについても確認しておきましょう。

● 年間スケジュールの特徴
  • 4月:入学後、助産学の基礎科目や助産診断技術の学習を開始
  • 春~夏:講義・演習を通して助産師としての基礎力を形成
  • 6月頃:教育機関での健康教育、いのちの教育などに向けた準備
  • 秋以降:病院、診療所、助産所、保健センターなどでの臨地実習
  • 冬:実習のまとめ、助産研究、国家試験に向けた学習
  • 2月:助産師国家試験
  • 3月:修了に向けたまとめ

1年制の助産師学校では、入学後すぐに専門的な学びが始まります。兵庫県立総合衛生学院 助産学科でも、講義、演習、臨地実習、研究、国家試験対策が短期間に集中します。

入学前から母性看護学、小児看護学、基礎看護学、看護倫理、感染予防、安全管理の基本を復習しておくことが大切です。

● 入試区分・試験科目
  • 修業年限:1年
  • 募集人員:20名程度
  • 入試区分:一般入試
  • 出願資格:看護師免許を有する方、または看護師国家試験受験資格を取得見込みの方など
    ※最新年度の募集要項で必ず確認してください。
  • 対象:女子
  • 令和9年度募集要項:公式入学案内では、6月配布予定と案内されています。
  • 過年度の試験科目:学科試験、小論文、面接
  • 学科試験:基礎看護学・小児看護学・母性看護学
  • 小論文:第1次試験合格者のみ
  • 面接:第1次試験合格者のみ
  • 令和8年度入試の願書受付:2025年11月25日(火)から12月12日(金)まで
    ※過年度情報です。最新年度は必ず募集要項を確認してください。
  • 令和8年度入試の受験料:13,000円
    ※過年度情報です。最新年度は変更される場合があります。
  • 注意点:令和9年度募集要項が公表されるまでは、過年度情報を参考にし、出願前には必ず最新の公式募集要項をご確認ください。
● 小論文・面接対策

兵庫県立総合衛生学院 助産学科の過年度入試では、学科試験として基礎看護学・小児看護学・母性看護学、第1次試験合格者に小論文と面接が課されています。専門科目の知識と小論文・面接の表現力をバランスよく準備する必要があります。

基礎看護学では、看護過程、観察、感染予防、安全管理、倫理、コミュニケーション、対象理解などを復習しておくことが大切です。助産師になってからも、基礎看護の考え方は実践の土台になります。

母性看護学では、妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の基本事項、母体の生理的変化、胎児・新生児の特徴、母乳育児支援、周産期の異常、産後のメンタルヘルス、家族支援などを整理しておくことが重要です。

小児看護学では、新生児・乳幼児の成長発達、家族支援、子どもの健康課題、小児の疾病理解、子どもと家族への関わり方を確認しておくとよいでしょう。助産師は、新生児や乳幼児、家族への支援にも深く関わります。

小論文対策では、少子化、産後ケア、地域母子保健、妊産婦支援、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、出生前診断、若年妊婦、父親の育児参加、母乳育児支援、思春期教育、子どもの虐待予防、災害時の妊産婦支援などを準備しておくとよいでしょう。

面接では、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ兵庫県立総合衛生学院で学びたいのか」「兵庫県内の母子保健や周産期医療にどのように貢献したいのか」「女性と家族の健康にどう関わりたいのか」を、自分の看護経験や実習経験と結びつけて説明できるようにしましょう。

● 学費と授業料以外の費用
  • 受験料:13,000円
    ※令和8年度入試の公表情報です。最新年度は変更される場合があります。
  • 入学料:県内の方 16,000円/県外の方 24,000円
    ※過年度情報をもとにしています。最新年度は必ず募集要項をご確認ください。
  • 授業料:月額12,500円
  • 年間授業料の目安:150,000円
  • 入学料+年間授業料の目安:県内の方 166,000円/県外の方 174,000円
  • その他自己負担となる主な経費:350,000円程度
    ※教科書、実習衣、靴、教材費、学生傷害保険料などを含む目安です。
  • その他の費用:校外学習・実習等に係る宿泊交通費、実習に際しての感染症検査費、予防接種費用、通学費、生活費、国家試験関係費用など
    ※授業料以外に必要となる費用も、必ず学院公式サイトまたは募集要項で確認してください。

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は県立の養成課程であり、私立大学専攻科や私立専門学校と比べると、入学料・授業料の負担は抑えやすい水準です。

ただし、助産師学校の1年間は、講義・演習・実習・国家試験対策が短期間に集中します。学費だけでなく、教科書代、教材費、実習衣、実習先への交通費、感染症検査費、国家試験関係費用、生活費も含めて準備しておくことが大切です。

兵庫県立総合衛生学院の設置および管理に関する条例が改正された場合は、入学料・授業料等が変更される可能性があります。出願前には必ず最新年度の募集要項を確認してください。

● 奨学金・専門実践教育訓練給付金について

兵庫県立総合衛生学院の奨学金や学費支援制度については、年度により取り扱いが変わる可能性があります。利用できる制度があるかどうかは、学院の最新募集要項や入学案内で確認してください。

社会人や離職者を対象とする専門実践教育訓練給付金制度についても、利用を検討する場合は、学校およびハローワークで確認する必要があります。一定の条件を満たす雇用保険の被保険者、または被保険者だった方が対象となる制度です。

ただし、給付を受けるためには、雇用保険の加入期間などの条件があり、受講開始前の手続きが必要です。利用を考える場合は、受験を検討し始めた段階で、最寄りのハローワークに相談しておくと安心です。

学費サポート制度は年度により内容が変更される可能性があります。兵庫県立総合衛生学院、兵庫県、ハローワークなどで、自分が利用できる制度を個別に確認しましょう。

● 学士の取得について
  • 学士の取得:不可
  • 注意点:兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制の助産師養成所です。修了によって新たに学士の学位を取得する課程ではありません。

ここは受験生が誤解しやすい点です。兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、大学専攻科や大学別科ではなく、助産師養成所としての1年制課程です。大学卒業資格や学士取得を目的とする課程ではありません。

一方で、看護師免許または看護師国家試験受験資格を基盤として、1年間で助産師国家試験受験資格の取得をめざす課程です。白鳳短期大学部のような学士取得を前提とした認定専攻科とは異なり、看護師資格取得ルートについては、最新の募集要項に示される出願資格を満たすかどうかを確認することが大切です。

助産師学校を選ぶ際には、「大学専攻科か、大学別科か、専門学校・養成所か」「学士取得につながるか」「学費や実習費はどの程度か」「自分の看護師資格取得ルートで出願できるか」を確認しておきましょう。

● 入試倍率と受験上の注意点

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、募集人員20名程度の少人数課程です。公式入学案内では、令和6年度入試は受験者75名・合格者15名・倍率5.0倍、令和7年度入試は受験者68名・合格者15名・倍率4.5倍、令和8年度入試は受験者70名・合格者16名・倍率4.4倍と公表されています。

県立校で学費負担を抑えやすいこと、兵庫県内の周産期医療や母子保健に関わる実習環境があることから、例年競争率は高めです。早めに看護学の復習、小論文対策、面接対策を進めておく必要があります。

一般入試では、過年度情報として、学科試験、小論文、面接が行われています。学科試験は基礎看護学・小児看護学・母性看護学であり、母性看護学だけに偏らず、基礎看護学と小児看護学も含めて復習する必要があります。

また、兵庫県内優先枠が設定される年度があります。過年度の募集要項では、入学年度の4月1日より1年以上前から兵庫県内に居住し、かつ本学院卒業後兵庫県内で2年以上助産師として勤務する予定の方のうち、当該枠で受験を希望する方が対象とされています。最新年度の扱いは必ず募集要項で確認してください。

● 国家試験と卒業後の進路

兵庫県立総合衛生学院 助産学科では、助産師国家試験受験資格の取得をめざし、1年間で講義・演習・実習・国家試験対策に取り組みます。公式入学案内では、令和5年度から令和7年度までの助産師国家試験合格率がいずれも100%と示されています。

卒業生は、県内を中心とした病院、診療所、助産所で専門性を発揮し、自律性のある専門職として活躍していると紹介されています。主な就職先として、県立尼崎総合医療センター、県立西宮病院、県立丹波医療センター、県立淡路医療センター、県立はりま姫路総合医療センター、県立こども病院、神戸大学医学部附属病院、神戸市立医療センター中央市民病院、加古川中央市民病院、公立豊岡病院、姫路赤十字病院などが挙げられています。

ただし、国家試験合格率や就職先だけで学校を判断するのではなく、入試科目、実習内容、学費、出願資格、県内優先枠の有無、通学環境、自分の助産師像との一致もあわせて確認することが大切です。

● キャンパスとアクセス

兵庫県立総合衛生学院は、兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目2番1号にあります。

神戸市内で助産師をめざす方にとって、県立の助産師養成課程は貴重な選択肢です。一方で、実習では兵庫県内を中心とした病院、診療所、助産所、保健センター、教育機関などに行くため、実習先への移動や生活リズムも含めて準備しておく必要があります。

通学方法、実習先への移動、学費、生活費、国家試験対策、卒業後の進路を総合的に考えたうえで、出願を検討しましょう。

● 受験生への注意点

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、募集人員20名程度の1年制課程です。過去の入試状況を見ると倍率は4倍台から5倍台で推移しており、受験者数に対して合格者数は限られます。

公式入学案内では、令和9年度募集要項は6月配布予定と案内されています。令和8年度入試は終了しているため、今後受験する方は、必ず最新年度の募集要項で、出願資格、出願期間、試験科目、県内優先枠の有無、受験料、提出書類を確認してください。

兵庫県立総合衛生学院 助産学科は、白鳳短期大学部のように学士(看護学)の学位授与申請資格をめざす認定専攻科ではなく、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制の助産師養成所です。そのため、看護師免許を取得している方、または看護師国家試験受験資格を取得見込みの方が出願対象になると考えられます。

准看護師資格のみの方、准看護学校卒業のみの方は、助産師学校の出願資格を満たしません。一方で、准看護師から進学して看護師免許を取得した方や、高校の衛生看護科・専攻科などを経て看護師国家試験受験資格を得た方は、兵庫県立総合衛生学院については出願できる可能性があります。ただし、年度ごとの募集要項で「看護師学校養成所を卒業した者」「看護師免許を有する者」など、どの表現で出願資格が定められているかを必ず確認してください。

白鳳短期大学部のように、学士(看護学)の学位授与申請資格に関わる課程では、看護師資格があっても出身課程によって出願できない場合があります。兵庫県立総合衛生学院はそのタイプとは異なると考えられますが、准看ルート、高校衛生看護科ルート、5年一貫看護師養成課程などの方は、出願前に学院へ直接確認しておくと安心です。

入試では、過年度情報として、基礎看護学・小児看護学・母性看護学、小論文、面接が関わります。母性看護学に加え、小児看護学、基礎看護学、看護倫理、感染予防、安全管理などを幅広く確認しておくことが大切です。

小論文では、助産師志望理由、母子保健の課題、女性のライフサイクルへの支援、地域母子保健、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、少子化、産後ケア、思春期教育など、助産師に関わるテーマを自分の言葉で書けるようにしておきましょう。

助産学実習、継続事例実習、地域母子保健実習、新生児実習、健康教育、国家試験対策が1年間に集中します。入学前から、母性看護学、小児看護学、基礎看護学、看護倫理、感染予防、安全管理、コミュニケーションの基本を復習しておくことが大切です。

● 公式情報

▶ 兵庫県立総合衛生学院 助産学科 公式情報

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アルファゼミナールの助産師学校受験対策

アルファゼミナールでは、助産師学校を受験する方に向けて、小論文、面接、志望理由書、看護学の補強などの対策を行っています。兵庫県立総合衛生学院 助産学科のように、基礎看護学・小児看護学・母性看護学、小論文、面接が関わる学校では、専門知識と文章表現力、自己表現力をバランスよく準備することが大切です。

助産師学校の入試では、母性看護学や小児看護学の知識だけでなく、「なぜ助産師を目指すのか」「どのような母子・家族支援を行いたいのか」「女性の生涯を通じた健康支援に助産師としてどう関わりたいのか」を、自分の経験と結びつけて説明する力が求められます。

兵庫県立総合衛生学院 助産学科を受験する方は、基礎看護学、小児看護学、母性看護学の復習、小論文対策、面接練習、志望理由の整理を早めに進め、看護師国家試験対策とも両立できるよう計画的に準備していきましょう。

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