帝京大学 助産学専攻科

帝京大学 助産学専攻科は、東京都板橋区の板橋キャンパスにある1年制の私立大学専攻科です。看護師資格を基盤に、助産師として必要な専門的知識・技術・判断力を学び、助産師国家試験受験資格の取得をめざします。

東京都で助産師学校を探している方にとって、帝京大学 助産学専攻科は重要な選択肢の一つです。帝京大学医学部附属病院が隣接する板橋キャンパスで学ぶことができ、地域医療・チーム医療・高度医療を柱として、地域の人々に貢献できる助産師の育成をめざしています。

助産師は、妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の母子を支えるだけでなく、女性のライフサイクル全体、家族支援、地域母子保健、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、多職種連携にも関わる専門職です。帝京大学では、人間の性と生殖に関わる健康と権利を支援できる能力を養い、地域に密着した母子保健の発展に貢献できる助産師の育成が重視されています。

2026年5月8日更新

各校公式サイト・募集要項・公的機関公表資料等をもとに作成しています。
出願前には必ず各校の最新の公式募集要項をご確認ください。

● 基本情報
  • 学校名・専攻名:帝京大学 助産学専攻科
  • 設置:学校法人帝京大学
  • 学校種別:私立大学専攻科・1年制助産師課程
  • 修業年限:1年
  • キャンパス:帝京大学 板橋キャンパス
  • 所在地:東京都板橋区加賀2-11-1
  • 募集人員:15名
  • 対象:女性
  • 取得をめざせる資格:助産師国家試験受験資格
  • 関連資格:受胎調節実地指導員、新生児蘇生法修了認定
  • 入試区分:Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期
  • 特徴:帝京大学医学部附属病院が隣接する板橋キャンパスで、高度な専門知識と人間性豊かな助産師を養成する1年制課程
● 取得できる資格
  • 助産師国家試験受験資格
  • 受胎調節実地指導員
  • 新生児蘇生法修了認定

帝京大学 助産学専攻科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制課程です。助産師として働くためには、助産師国家試験に合格するだけでなく、看護師免許を取得していることも前提となります。

受胎調節実地指導員や新生児蘇生法修了認定は、助産師としての実践に深く関わります。助産師は、妊娠・出産の支援だけでなく、家族計画、性と生殖に関する健康支援、新生児の安全なケアにも関わる専門職であることを理解しておく必要があります。

● 帝京大学 助産学専攻科の特徴

帝京大学 助産学専攻科は、2014年4月に開設された1年制の助産師養成課程です。板橋キャンパスには帝京大学医学部附属病院が隣接しており、医療現場に近い環境で助産学を学べることが特徴です。

本専攻科では、高度な専門知識と人間性豊かな助産師を養成することをめざしています。医学部附属病院が隣接する学習環境のもと、助産師として自律した専門職業人の役割を担える医療人の育成が重視されています。

教育目的では、助産に関する高度で幅広い知識と技術を教授し、人間の性と生殖に関する健康と権利を行使する人々に対して援助できる能力を培うことが示されています。また、助産師としての社会的使命を認識し、地域に密着した母子保健の発展に貢献できる人材の育成も重視されています。

東京都内で助産師をめざす方、大学病院に近い環境で周産期医療を学びたい方、地域母子保健と高度医療の両方に関心がある方にとって、確認しておきたい助産師学校です。

● 教育目的とアドミッション・ポリシー

帝京大学 助産学専攻科では、女性の生涯の健康と性と生殖に関する権利を支援できる助産師の育成がめざされています。助産師は、出産の場面だけでなく、女性のライフサイクル全体、妊娠前から子育て期までの支援、家族支援、地域母子保健にも関わる専門職です。

ディプロマ・ポリシーでは、マタニティサイクルにおける母子および家族の健康課題を診断し支援できる力、産む人のニードを尊重した安全な分娩介助を自立して行える力、リプロダクティブ・ヘルスに関する診断と支援ができる力などが重視されています。

アドミッション・ポリシーでは、十分な看護の基礎能力、リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの強い関心と熱意、高いコミュニケーション能力が求められています。助産師学校の1年間は、知識・技術・実習・国家試験対策が短期間に集中するため、看護師としての基礎力と主体的に学ぶ姿勢が不可欠です。

受験生は、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ帝京大学で学びたいのか」「地域母子保健や周産期医療にどのように貢献したいのか」を、自分の看護経験や実習経験と結びつけて整理しておくとよいでしょう。

● 学びの内容と教育課程

帝京大学 助産学専攻科では、基礎分野、実践分野、統合分野の3分野を軸に、助産学基礎領域、助産学実践領域、女性健康学領域、助産学実習領域、助産学統合領域を体系的に学びます。

  • 助産学概論
  • 周産期医学Ⅰ
  • 周産期医学Ⅱ
  • 新生児学
  • 母子の健康科学
  • 母子の栄養
  • 助産診断学
  • 出産介助技術学
  • 助産実践学Ⅰ(妊娠期)
  • 助産実践学Ⅱ(分娩期)
  • 助産実践学Ⅲ(産褥期)
  • 助産実践学Ⅳ(新生児・乳幼児)
  • 助産実践学演習
  • ウイメンズヘルス概論
  • 女性のライフサイクルと健康教育
  • 家族計画論
  • 助産学実習
  • ウイメンズヘルス実習
  • 助産管理学
  • 地域助産学
  • 助産学研究
  • 助産倫理学
  • 家族と子育て支援

基礎分野では、助産学概論、周産期医学、新生児学、母子の健康科学、母子の栄養などを通して、助産実践のための基礎知識と根拠を学びます。助産師の法的根拠、倫理観、自律的職業観も重要な学びになります。

実践分野では、妊娠期、分娩期、産褥期、新生児・乳幼児期の診断と支援を学びます。分娩介助技術だけでなく、異常分娩への対応、個別指導、学級活動の企画運営なども助産師に必要な力です。

統合分野では、助産管理学、地域助産学、助産学研究などを通して、助産業務の管理、地域における助産活動、多職種との協働、自己研鑽の姿勢を学びます。

● 授業・演習の特色

帝京大学 助産学専攻科では、妊娠・分娩・育児期にある対象の経過や健康生活を診断し、根拠に基づいたケアを提供するための基礎的助産実践能力の育成が重視されています。

また、性と生殖の支援実践能力の育成も重要な柱です。女性の人権を基盤としたウイメンズヘルスを推進できる助産師として、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、家族計画、女性のライフサイクル全体を視野に入れた支援を学びます。

演習では、助産診断、妊婦健康診査、分娩介助、産褥期のケア、新生児・乳幼児の観察、母乳育児支援、健康教育など、助産師として必要な実践場面を想定した学びを行います。

助産師には、対象者の状態を観察し、正常からの逸脱を早期に捉え、安全なケアにつなげる力が求められます。そのため、知識を覚えるだけでなく、状況を読み取り、根拠に基づいて説明できる臨床判断能力が重要になります。

● 臨地実習と実習内容

帝京大学 助産学専攻科では、帝京大学附属病院をはじめ、外部医療施設や関係施設での実習が必修となっています。助産学実習は、講義・演習で学んだ助産診断・技術を実際の場で統合する重要な学びです。

  • 分娩介助実習
  • 継続事例実習
  • 乳児実習
  • ハイリスク実習
  • MFICUでの学び
  • NICU・GCUでの学び
  • 助産管理実習
  • 病院での助産業務管理
  • 助産所での助産業務管理
  • ウイメンズヘルス実習
  • 地域で生活する女性への健康教育

分娩介助実習では、学生1人あたり10症例の直接分娩介助を経験することを目標としています。助産師として自立して分娩介助を行うためには、分娩経過の観察、産婦のニードの理解、安全な介助技術、異常の早期発見が必要です。

継続事例実習では、妊娠期から産褥期・新生児期、さらに家庭訪問による乳児期までのプライマリ・ケアを学びます。産後ケアセンターや子育て支援団体の活動を通して、地域における子育て支援について学ぶことも特徴です。

ハイリスク実習では、総合周産期母子医療センターでMFICU、NICU、GCUの機能や母体管理、新生児・小児の管理について学びます。大学病院に近い環境で学ぶ帝京大学らしい特色といえます。

助産管理実習では、病院と助産所における助産業務管理の実際を学びます。助産師は一人の実践者であるだけでなく、チームや組織の中で安全な助産ケアを提供する専門職でもあります。

● 入試区分・試験科目
  • 募集人員:15名
  • 修業年限:1年
  • 出願資格:女性で、かつ看護師免許を有する方、または出願時に看護師国家試験受験資格を有する方・取得見込みの方
    ※入学時には、看護師国家試験に合格し、看護師免許を受けていることが必要です。
  • 学歴要件:大学卒業または卒業見込み、学士の学位授与または授与見込み、その他募集要項に定める要件に該当する方
    ※専修学校の専門課程については、修業年限4年以上で文部科学大臣が定める基準を満たすもの等、出願資格に条件があります。専門学校卒業者は、必ず最新の募集要項で出願資格を確認してください。
  • 入試区分:Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期
  • Ⅰ期 出願期間:2025年8月25日(月)9時00分~9月4日(木)16時30分
  • Ⅰ期 選考試験日:2025年9月18日(木)
  • Ⅰ期 合格発表日:2025年9月25日(木)
  • Ⅰ期 入学手続締切日:2025年10月2日(木)
  • Ⅱ期 出願期間:2025年10月14日(火)9時00分~10月23日(木)16時30分
  • Ⅱ期 選考試験日:2025年11月8日(土)
  • Ⅱ期 合格発表日:2025年11月25日(火)
  • Ⅱ期 入学手続締切日:2025年12月2日(火)
  • Ⅲ期 出願期間:2026年2月9日(月)9時00分~2月18日(水)16時30分
  • Ⅲ期 選考試験日:2026年3月4日(水)
  • Ⅲ期 合格発表日:2026年3月12日(木)
  • Ⅲ期 入学手続締切日:2026年3月19日(木)
  • 試験場:帝京大学板橋キャンパス 大学棟本館
  • 選抜方法:筆記試験、面接、書類審査(志望理由書等)の総合判定
  • 専門科目試験:看護学一般
    ※マークシート方式および記述式です。試験時間は9時30分~11時00分と案内されています。
  • 面接:11時15分~
  • 志望理由書:800字以内
    ※所定の様式で作成し、出願書類として提出します。
  • 入学検定料:35,000円
    ※入学検定料のほかに、払込手数料が必要です。
● 小論文・面接対策

帝京大学 助産学専攻科の入試では、専門科目試験として看護学一般が課され、面接と書類審査も含めて総合的に判定されます。小論文は明示されていませんが、志望理由書800字以内の提出があるため、文章で自分の考えを整理する力が必要です。

看護学一般では、母性看護学だけでなく、基礎看護学、小児看護学、看護倫理、安全管理、感染予防、看護過程、周産期医療、新生児ケアなどを幅広く復習しておくとよいでしょう。マークシート方式と記述式の両方があるため、知識の暗記だけでなく、説明できる理解が必要です。

母性看護学では、妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の基本事項、母体の生理的変化、胎児・新生児の特徴、母乳育児支援、周産期の異常、産後のメンタルヘルス、家族支援などを整理しておきましょう。

志望理由書では、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ帝京大学で学びたいのか」「自分の看護経験や実習経験を助産にどう生かすのか」「地域母子保健にどのように貢献したいのか」を、800字以内で具体的にまとめる必要があります。

面接では、志望理由書の内容に基づいて質問される可能性があります。リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの関心、コミュニケーション能力、助産師としての責任感、大学病院に近い環境で何を学びたいのかを、自分の言葉で説明できるようにしましょう。

● 学費と授業料以外の費用
  • 入学金:学外出身者408,000円、学内出身者0円
  • 授業料・実験実習費:1,286,000円
  • 施設拡充費:560,000円
  • 保険料:1,610円
    ※学生教育研究災害傷害保険、付帯賠償責任保険、こども総合保険の保険料です。保険料は変更になる場合があります。
  • 納入金合計:学外出身者2,255,610円、学内出身者1,847,610円
  • その他の費用:教科書代、教材費、国家試験関係費用、実習交通費、実習宿泊費、予防接種費用、抗体価検査費用、通学費、生活費など
    ※授業料以外に必要となる費用も、必ず大学公式サイトまたは入学試験要項で確認してください。
  • ウイルス感染症抗体検査:必要
    ※実習に際して、麻疹・風疹・ムンプス・水痘・結核・B型肝炎等について、所定の抗体価基準を満たしていることが条件とされています。B型肝炎のように接種完了まで時間がかかるものもあるため、早めの確認が必要です。

帝京大学 助産学専攻科は私立大学専攻科であり、1年間の課程でも学費負担は大きくなります。学外出身者の場合は入学金を含めて2,255,610円、学内出身者の場合は1,847,610円が納入金の目安です。

助産師学校の1年間は、講義・演習・実習・国家試験対策が短期間に集中します。納入金だけでなく、実習期間中の交通費、宿泊費、抗体価検査や予防接種、国家試験関係費用、生活費も含めて、出願前に費用計画を立てておきましょう。

● 学士の取得について
  • 学士の取得:不可
  • 注意点:帝京大学 助産学専攻科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制の大学専攻科です。修了によって新たに学士の学位を取得する課程ではありません。

ここは受験生が誤解しやすい点です。「大学にある専攻科だから学士が取れる」という意味ではなく、看護師資格と大学卒業・学士取得等の学歴を基盤として、さらに1年間で助産師国家試験受験資格の取得をめざす課程と考える必要があります。

帝京大学 助産学専攻科では、出願資格として大学卒業、学士の学位授与、または一定の条件を満たす専修学校専門課程修了などが関係します。専門学校卒業者の場合は、自分が出願資格に該当するかを必ず最新の募集要項で確認しましょう。

● 受験生への注意点

帝京大学 助産学専攻科は、募集人員15名の少人数課程です。Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期の複数回入試が設定されていますが、出願状況や年度により実施内容が変わる可能性があります。出願前には必ず最新の入学試験要項を確認しましょう。

出願資格では、看護師免許または看護師国家試験受験資格に加え、大学卒業・学士取得等の学歴要件が関係します。4年制大学卒業以外の方は、特に出願資格を慎重に確認する必要があります。

出願書類には、入学願書、成績証明書、卒業証明書または卒業見込証明書、看護師免許証の写し、看護師国家試験受験資格取得見込証明書、志望理由書などが含まれます。志望理由書は800字以内で、所定様式に記入します。

出願はインターネット出願サイトでの登録だけでは完了しません。入学検定料を支払い、出願書類を封入したうえで、簡易書留郵便で郵送するか、板橋キャンパス事務部教務課大学院係へ持参する必要があります。出願締切日必着です。

看護師国家試験受験資格取得見込みで出願する方は、2026年4月入学時までに資格を得られなかった場合、入学許可が取り消されます。助産師学校入試と看護師国家試験対策を並行して進める必要があります。

実習に際しては、ウイルス感染症の抗体価が基準値を満たしていることが条件です。B型肝炎など、接種完了まで時間がかかるものもあるため、合格後ではなく受験前から抗体価や予防接種について意識しておくとよいでしょう。

板橋キャンパスは、JR埼京線「十条駅」、都営三田線「板橋本町駅」などから通学する立地です。試験当日は公共交通機関を利用し、遅刻しないよう余裕を持って移動しましょう。

● 公式情報

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アルファゼミナールの助産師学校受験対策

アルファゼミナールでは、助産師学校を受験する方に向けて、小論文、面接、志望理由書、看護学の補強などの対策を行っています。帝京大学 助産学専攻科のように、専門科目試験、面接、志望理由書が関わる学校では、専門知識と表現力の両方を準備することが大切です。

助産師学校の入試では、看護学一般の知識だけでなく、「なぜ助産師を目指すのか」「どのような母子・家族支援を行いたいのか」「リプロダクティブ・ヘルス/ライツをどのように理解しているのか」「地域母子保健にどう貢献したいのか」を自分の経験と結びつけて説明する力が求められます。

帝京大学を受験する方は、母性看護学・小児看護学・基礎看護学を含む看護学一般の復習、志望理由書800字、面接練習を早めに進め、看護師国家試験対策とも両立できるよう計画的に準備していきましょう。

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