昭和医科大学 助産学専攻科は、神奈川県横浜市の横浜キャンパスを中心に学ぶ1年制の私立大学専攻科です。看護師資格を基盤に、助産師として必要な専門的知識・技術・判断力を学び、助産師国家試験受験資格の取得をめざします。
昭和医科大学は、2025年4月に昭和大学から昭和医科大学へ校名変更しました。医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部を持つ医系総合大学として、チーム医療を重視した教育を行っています。
関東地方で助産師学校を探している方にとって、昭和医科大学 助産学専攻科は重要な選択肢の一つです。昭和医科大学病院、昭和医科大学藤が丘病院、昭和医科大学横浜市北部病院、昭和医科大学江東豊洲病院という4つの附属大学病院を中心に実習を行うことができ、周産期医療を幅広く学べる点が大きな特徴です。
助産師は、妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の母子を支えるだけでなく、女性のライフステージ全体、家族支援、地域母子保健、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、多職種連携にも関わる専門職です。昭和医科大学では、高度医療にも対応できる助産実践能力と、女性の健康をトータルに支援できる力の育成が重視されています。
2026年5月8日更新
各校公式サイト・募集要項・公的機関公表資料等をもとに作成しています。
出願前には必ず各校の最新の公式募集要項をご確認ください。
昭和医科大学 助産学専攻科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制課程です。助産師として働くためには、助産師国家試験に合格するだけでなく、看護師免許を取得していることも前提となります。
助産師は、妊娠・出産の支援だけでなく、産後の母子支援、家族支援、性と生殖に関する健康支援、女性のライフステージ全体への健康支援にも関わります。受験段階から、分娩介助だけでなく、女性と家族を長く支える専門職であることを理解しておくことが大切です。
昭和医科大学 助産学専攻科の大きな特徴は、附属の4つの大学病院で助産実習を行えることです。昭和医科大学病院、昭和医科大学藤が丘病院、昭和医科大学横浜市北部病院、昭和医科大学江東豊洲病院は、それぞれ地域や機能に特色を持つ周産期医療施設です。
昭和医科大学病院は、MFICUやNICUを備えた総合周産期母子医療センターとして、高度な周産期医療を担っています。母体救命、ハイリスク妊娠、出生前診断、新生児医療など、助産師として幅広い知識と判断力を身につけるうえで重要な環境です。
昭和医科大学横浜市北部病院、昭和医科大学藤が丘病院、昭和医科大学江東豊洲病院も、それぞれ地域周産期医療やアメニティを重視した分娩、女性とこどもにやさしい医療など特色を持っています。複数の施設で学ぶことにより、助産師の役割を一つの病院の枠にとどまらず広く理解することができます。
また、昭和医科大学は医系総合大学であり、医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部を擁しています。助産師として多職種と協働する力を育てるうえでも、医系総合大学の環境は大きな意味を持ちます。
昭和医科大学 助産学専攻科では、看護基礎学力を基盤として、知識、技術、人間性を育て、助産実践能力を高めることが重視されています。高度で専門性のあるウィメンズヘルス支援を実践でき、助産師として自律し、自立した専門職として役割を担える人材の育成をめざしています。
教育概念としては、高度医療にも対応できる安全で快適なマタニティヘルス支援、生活行動に配慮したパートナーや家族の支援、ライフステージ各期のリプロダクティブヘルス支援、地域を視野に入れた乳幼児発育支援が掲げられています。
現代の助産師は、妊娠・出産のスペシャリストであるだけではありません。出生前、幼児期、思春期、性成熟期、更年期、老年期まで、女性のライフステージ全体に関わり、次世代の健康まで考える専門職です。
受験生は、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ昭和医科大学で学びたいのか」「附属大学病院での実習を通して何を学びたいのか」「女性の健康をトータルに支援する助産師として何を大切にしたいのか」を、自分の看護経験や実習経験と結びつけて整理しておくとよいでしょう。
昭和医科大学 助産学専攻科では、教養学領域、基礎助産学領域、臨床助産学領域、実践助産学領域の4つの領域に分かれた科目をもとに、1年間で40単位を修得します。
教養学領域では、助産師として働くための専門家としての基礎知識、姿勢、倫理的観点、情報活用能力の基礎を学びます。ジェンダー論や倫理学は、女性の権利や自己決定を尊重する助産師にとって重要です。
基礎助産学領域では、妊産褥婦、新生児、その家族への支援に必要な基礎概念や助産師の責務を学びます。妊娠・分娩・産褥・新生児の異常を診断するための基礎知識も重要な学びになります。
臨床助産学領域では、周産期における分娩開始の診断や分娩経過中の助産診断能力を身につけ、症例検討や演習を通して、根拠に基づいた助産実践能力を養います。
実践助産学領域では、女性のライフステージ各期における家族を含めた専門性の高い援助、助産管理、地域母子保健、助産所実習、管理実習などを学びます。
昭和医科大学 助産学専攻科では、女性の健康についてさまざまな角度から学ぶカリキュラムが整えられています。思春期の性教育に実地に参加したり、更年期に関する学びを行ったりするなど、妊娠・出産だけでなく女性のライフステージ全体を視野に入れた学習が特徴です。
臨床助産論では、保健指導、健康教育、分娩介助、助産診断、ハイリスク事例展開、臨床推論などを学びます。助産師には、正常な妊娠・分娩経過を支える力だけでなく、異常を早期に発見し、安全なケアにつなげる判断力が求められます。
分娩介助技術演習では、実際の分娩場面を想定しながら、産婦と胎児の状態を観察し、安全で安楽な出産を支える技術を身につけます。分娩介助は単なる手技ではなく、産婦の思いを受け止め、家族にも配慮しながら進める助産実践です。
また、臨床推論やハイリスク事例展開を学ぶことで、総合周産期母子医療センターや大学病院で求められる判断力も養います。高度医療の現場に近い環境で学ぶからこそ、正常と異常の両方を理解することが重要になります。
昭和医科大学 助産学専攻科では、附属の4つの大学病院を中心に助産学実習を行います。これらの病院はいずれも分娩件数が多く、周産期医療において豊富な実績を持つ施設です。
昭和医科大学病院は、MFICUとNICUを中核とした総合周産期母子医療センターを有しており、母体救命、ハイリスク妊娠、新生児医療、出生前診断など、高度な周産期医療を学ぶ環境があります。
昭和医科大学横浜市北部病院は、地域周産期母子医療センターとして、助産師主導の妊娠分娩管理や、マタニティハウスを活用した分娩などにも取り組んでいます。昭和医科大学藤が丘病院は、田園都市線沿線の中核病院として地域周産期医療を担っています。
昭和医科大学江東豊洲病院は、女性とこどもにやさしい病院として、LDRを備えた分娩環境や新生児医療に対応しています。都市部の周産期医療を学ぶうえで、湾岸地区の医療環境を知ることも大切です。
また、地域の助産所実習や保健所実習も設定されています。病院での高度周産期医療だけでなく、地域で女性と家族に寄り添う助産師の活動を学べる点も重要です。
昭和医科大学 助産学専攻科の2026年度入試では、学力試験として母性看護学(新生児含む)が課され、面接と学業成績を総合して判定されます。小論文は明示されていませんが、志望理由書の提出があるため、文章で自分の考えを整理する力は必要です。
母性看護学では、妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の基本事項、母体の生理的変化、胎児・新生児の特徴、母乳育児支援、周産期の異常、産後のメンタルヘルス、家族支援などを整理しておきましょう。
新生児を含む出題であるため、新生児の生理、体温管理、呼吸・循環、黄疸、哺乳、観察項目、低出生体重児やハイリスク新生児への理解も重要です。助産師は、産婦だけでなく胎児・新生児の安全にも責任を持つ専門職です。
志望理由書では、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ昭和医科大学で学びたいのか」「附属大学病院での実習を通して何を学びたいのか」「女性のライフステージ全体を支える助産師として何を大切にしたいのか」を具体的にまとめる必要があります。
面接では、志望理由書の内容に基づいて、助産師志望理由、昭和医科大学を選ぶ理由、将来の助産師像、実習に耐えうる学習姿勢、看護師国家試験との両立などを問われる可能性があります。高度周産期医療と地域母子保健の両方に関心を持って準備しておきましょう。
昭和医科大学 助産学専攻科の学費は、入学金、授業料、実習費、施設費を合わせて2,000,000円です。1年制の助産師学校としては、私立大学専攻科らしい学費水準といえます。
ただし、教科書代、実習関連費用、国家試験関係費用、実習先への交通費、生活費などは別途必要になる場合があります。助産師学校の1年間は、講義・演習・実習・国家試験対策が短期間に集中しますので、学費だけでなく生活費も含めて準備しておくことが大切です。
ここは受験生が誤解しやすい点です。「大学にある専攻科だから学士が取れる」という意味ではなく、看護師資格と大学卒業・学士取得等の学歴を基盤として、さらに1年間で助産師国家試験受験資格の取得をめざす課程と考える必要があります。
昭和医科大学 助産学専攻科では、出願資格として大学卒業、学士の学位授与、または一定の条件を満たす専修学校専門課程修了などが関係します。専門学校卒業者の場合は、自分が出願資格に該当するかを必ず最新の募集要項で確認しましょう。
2026年度入学試験要項では、出願先および試験場は昭和医科大学横浜キャンパスとされています。横浜キャンパスは、保健医療学部や助産学専攻科の学びに関わるキャンパスとして案内されています。
また、昭和医科大学では、2027年4月に神奈川県川崎市鷺沼に新キャンパスを開設予定と案内されています。入学年度によって修学キャンパスや実習・授業の配置が変わる可能性がありますので、出願前には必ず最新の公式情報を確認してください。
受験生にとっては、授業を受けるキャンパス、試験会場、実習施設、通学時間、実習期間中の移動が大きなポイントになります。横浜市・川崎市・東京都内の附属病院や助産所・保健所での実習も含め、生活面の見通しを立てておくことが大切です。
昭和医科大学 助産学専攻科は、募集人員15名の少人数課程です。出願資格には、看護師資格または看護師国家試験受験資格に加え、大学卒業・学士取得等の学歴要件が関係します。4年制大学卒業以外の方は、特に出願資格を慎重に確認する必要があります。
2026年度入試では、出願書類として入学願書、志望理由書、受験票、成績証明書、卒業または卒業見込証明書、看護師免許証の写し、入学検定料振込控え、受験票返信用封筒、出願書類チェックリストが必要とされました。
願書、志望理由書、受験票は本学所定の用紙を使用し、自筆で記入する必要があります。また、「消せるボールペン」等の使用は書類不備として扱われ、返却されると案内されています。書類作成は丁寧に行いましょう。
出願方法は郵送のみで、窓口への持参はできません。簡易書留郵便で出願期間内に必着するよう郵送する必要があります。証明書類の発行には時間がかかることがあるため、早めの準備が必要です。
看護師国家試験受験資格取得見込みで出願する方は、看護師国家試験に不合格の場合、入学許可が取り消されます。助産師学校入試と看護師国家試験対策を並行して進める必要があります。
試験当日は、鉛筆、消しゴムなどの持ち物指定があります。試験中は電卓、定規、コンパス、分度器、計算機能や辞書機能付き時計、スマートフォン、ウェアラブル端末等の使用や机上への配置が禁止されています。
試験場には駐車場が用意されていないため、公共交通機関を利用する必要があります。試験会場が横浜キャンパスである場合、最寄り駅からの移動時間も含めて余裕を持って行動しましょう。
昭和医科大学 助産学専攻科の修了生は、附属病院をはじめ、周産期医療機関や地域の医療機関で助産師として活躍することが想定されます。公式パンフレットでは、修了生の多くが昭和医科大学附属病院に就職していることも紹介されています。
附属病院での実習経験は、就職後のイメージを持つうえでも大きな意味があります。大学病院、総合周産期母子医療センター、地域周産期母子医療センター、助産師外来、助産所、地域母子保健など、どのような場所で助産師として働きたいのかを考える機会になります。
ただし、就職先だけで学校を判断するのではなく、入試科目、実習内容、学費、出願資格、通学環境、自分の助産師像との一致もあわせて確認することが大切です。
アルファゼミナールでは、助産師学校を受験する方に向けて、小論文、面接、志望理由書、看護学の補強などの対策を行っています。昭和医科大学 助産学専攻科のように、母性看護学、新生児、面接、志望理由書が関わる学校では、専門知識と表現力の両方を準備することが大切です。
助産師学校の入試では、母性看護学の知識だけでなく、「なぜ助産師を目指すのか」「どのような母子・家族支援を行いたいのか」「高度周産期医療と地域母子保健をどのように理解しているのか」「女性のライフステージ全体を支える助産師として何を大切にしたいのか」を、自分の経験と結びつけて説明する力が求められます。
昭和医科大学を受験する方は、母性看護学・新生児の復習、志望理由書、面接練習を早めに進め、看護師国家試験対策とも両立できるよう計画的に準備していきましょう。
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