獨協医科大学 助産学専攻科

獨協医科大学 助産学専攻科は、栃木県下都賀郡壬生町にある1年制の私立大学専攻科です。看護師資格を基盤に、助産師として必要な専門的知識・技術・判断力を学び、助産師国家試験受験資格の取得をめざします。

栃木県で助産師学校を探している方にとって、獨協医科大学 助産学専攻科は重要な選択肢の一つです。獨協医科大学病院をはじめとする教育・実習環境を活かし、母子保健活動および助産実践活動を通して社会に貢献し、社会から信頼される助産師の育成をめざしています。

ただし、獨協医科大学 助産学専攻科については、2028年度以降の学生募集停止と専攻科廃止が公式に発表されています。受験を検討する場合は、必ず最新の募集状況、募集年度、出願可否を大学公式サイトで確認してください。

2026年5月7日更新

各校公式サイト・募集要項・公的機関公表資料等をもとに作成しています。
出願前には必ず各校の最新の公式募集要項をご確認ください。

● 基本情報
  • 学校名・専攻名:獨協医科大学 助産学専攻科
  • 設置:学校法人獨協学園 獨協医科大学
  • 学校種別:私立大学専攻科・1年制助産師課程
  • 修業年限:1年
  • 所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字北小林880
  • 入学定員:10名
  • 募集人員:学内選抜入学試験2名程度、一般入学試験8名程度
  • 対象:女性
  • 取得をめざせる資格:助産師国家試験受験資格
  • 特徴:獨協医科大学病院などの教育環境を活かし、科学的根拠に基づく助産実践能力と生涯学習力を育てる1年制課程
  • 重要事項:2028年度以降、学生募集停止および専攻科廃止予定
● 取得できる資格
  • 助産師国家試験受験資格

獨協医科大学 助産学専攻科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制課程です。助産師として働くためには、助産師国家試験に合格するだけでなく、看護師免許を取得していることも前提となります。

出願時に看護師国家試験受験資格取得見込みの方も対象となりますが、入学時には看護師国家試験に合格していることが必要です。助産師学校入試の準備と看護師国家試験対策を並行して進めることが大切です。

● 獨協医科大学 助産学専攻科の特徴

獨協医科大学 助産学専攻科は、「豊かな感性と確かな専門知識、優れた判断能力および専門的技術を身につけ、高い実践能力を発揮できるよう教育し、母子保健活動および助産実践活動を通して社会に貢献し、社会から信頼される人材を育成する」ことを教育理念としています。

本専攻科の特色は、医学部・看護学部・大学病院を持つ医科大学の環境を活かした助産師教育にあります。医学部の産科学・新生児学の教授陣、開業助産師、家族社会学や心理学の講師など、助産に関わる多様な専門家から学ぶことができます。

また、エビデンスを確認しながら主体的に学ぶ姿勢を重視している点も特徴です。授業や演習、実習の中で、根拠を確認し、自ら学び続ける力を養うことで、卒業後も助産師として成長し続ける力を育てます。

栃木県内で助産師をめざす方、大学病院を中心とした周産期医療の中で学びたい方、科学的根拠に基づいた助産実践を身につけたい方にとって、確認しておきたい助産師学校です。ただし、今後の学生募集停止予定があるため、出願年度の確認は必須です。

● 教育理念と求める学生像

獨協医科大学 助産学専攻科では、科学的な知識を活用し、根拠に基づく助産が実践できる能力を養うことが教育目標の一つとされています。助産師は、経験や感覚だけで判断するのではなく、医学的・看護学的根拠に基づいて、母子と家族にとって安全で安心できるケアを提供する必要があります。

また、女性・子ども・家族の力を引き出し、一つひとつの生命と家族の誕生・成長・発達を助け促す助産ができる力も重視されています。助産師は、出産を医療的に支えるだけでなく、女性と家族が本来持つ力を引き出す専門職でもあります。

アドミッション・ポリシーでは、助産師を目指す強い意志、地域社会に貢献する意欲、看護学の基礎知識・技術、助産学への学修意欲、他者への思いやりと尊重、協調性、専門職業人として成長する意欲が求められています。

受験生は、「なぜ助産師になりたいのか」「なぜ獨協医科大学で学びたいのか」「地域社会にどのように貢献したいのか」を、自分の看護経験や実習経験と結びつけて整理しておくとよいでしょう。

● 学びの内容と教育課程

獨協医科大学 助産学専攻科のカリキュラムは、基礎助産学領域、助産学実践領域、助産学発展領域の3領域で構成されています。1年間で、助産師として必要な知識・技術・判断力を段階的に学びます。

  • 基礎助産学領域
  • 助産師のアイデンティティ
  • 助産の歴史と役割
  • 女性と家族の健康支援
  • 生命倫理
  • 助産診断・技術学
  • 妊娠期の助産診断とケア
  • 分娩期の助産診断とケア
  • 産褥期・新生児期の助産診断とケア
  • 乳幼児期のケア
  • ハイリスク妊産婦への支援
  • 助産診断・技術学演習
  • 健康教育方法論
  • 助産学研究
  • Evidence-Based Practice
  • ウィメンズヘルス支援

基礎助産学領域では、女性・子ども・家族の健康を支援する助産師としての基本的な考え方や知識を学びます。助産師の役割、生命倫理、女性と家族の健康支援などを通して、助産師としての土台を形成します。

助産学実践領域では、妊娠期、分娩期、産褥期・新生児期、乳幼児期、ハイリスク妊産婦への支援について学びます。正常経過を支える力に加え、異常の予防と早期発見、緊急時対応、新生児蘇生、健康教育なども重要な学びになります。

助産学発展領域では、助産学研究やEvidence-Based Practiceを通して、助産ケアをより充実させ、助産の向上と発展に寄与するための知識と理解を深めます。助産師として生涯学習を続ける姿勢を育てることも重視されています。

● 授業・演習の特色

獨協医科大学 助産学専攻科では、エビデンスを確認しながら主体的に学ぶ授業が重視されています。授業や演習では、テキストや文献、根拠を確認しながら学習を進め、助産実践の中で疑問を調べ、対象者に合わせたケアを工夫できる力を養います。

助産学実習では、BSL(Bed Side Learning)によるリフレクションが取り入れられています。実習の中間時点で、実際に何ができるようになったか、何がよかったか、改善点は何かを振り返り、後半の実習に活かしていきます。

また、分娩介助例について一連の経過に関する事例検討を行い、学生の判断の根拠、知識の修正、行ったケアの根拠を確認します。助産師には、手技だけでなく、なぜその判断やケアを行うのかを説明できる力が必要です。

演習室には実習に耐えうる機材が整えられており、学生は実習に向けて演習時や空き時間に練習を重ねることができます。10名という少人数教育のため、教員の目が行き届きやすい点も特徴です。

● 臨地実習と実習施設

獨協医科大学 助産学専攻科では、病院や助産院での実習を通して、助産師として必要な実践力を高めます。病院実習では、10例以上の分娩介助を含む助産ケアを行うことが示されています。

  • 獨協医科大学病院
  • 獨協医科大学埼玉医療センター
  • 医療法人恵愛会 恵愛病院
  • 済生会宇都宮病院
  • 医療法人天貴会 大野医院
  • ことり助産院

助産学実習では、妊娠期の健康診査と保健指導、分娩期の観察と分娩介助、産褥期の母体回復支援、新生児の観察とケア、母乳育児支援、家族への育児支援などを実践的に学びます。

助産所実習では、病院とは異なる場で、妊産婦や家族に寄り添う助産師のケアを学ぶことができます。助産師は医療機関内だけでなく、地域で暮らす母子と家族を支える専門職であるため、助産所での学びは重要です。

大学病院を持つ獨協医科大学の環境を活かし、周産期医療の中で助産師がどのように多職種と連携しながら役割を果たすのかを学べることは、この専攻科の大きな特色です。

● 入試区分・試験科目
  • 入学定員:10名
  • 募集人員:学内選抜入学試験2名程度、一般入学試験8名程度
  • 修業年限:1年
  • 一般入学試験の出願資格:女性で、看護師資格を有する方、または出願時に看護師国家試験の受験資格を有する方・取得見込みの方
    ※入学時には、看護師国家試験に合格していることが必要です。
  • 一般入学試験の選抜方法:専門科目試験、小論文、面接、提出書類
    ※専門科目試験は、母性看護学・小児看護学です。小論文、面接、提出書類とあわせて総合的に判定されます。
  • 一般入学試験の試験日:令和7年9月20日(土)
    ※令和8年度募集要項に示された日程です。年度により変更される可能性があります。
  • 試験時間:専門科目試験 9時30分~11時00分、小論文 11時30分~12時30分、面接 13時30分~
  • 試験場:獨協医科大学 看護学部棟
  • 合格発表:令和7年10月3日(金)午前10時
    ※看護学部棟入口への掲示と本人通知、助産学専攻科ホームページでの閲覧が案内されています。電話での問い合わせには応じないとされています。
  • 入学検定料:30,000円
● 小論文・面接対策

獨協医科大学 助産学専攻科の一般入学試験では、専門科目試験として母性看護学・小児看護学が課され、小論文と面接も実施されます。専門知識、文章力、面接での表現力をバランスよく準備する必要があります。

母性看護学では、妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の基本事項、母体の生理的変化、胎児・新生児の特徴、母乳育児支援、周産期の異常、産後のメンタルヘルス、家族支援などを整理しておく必要があります。

小児看護学では、子どもの成長発達、家族支援、新生児・乳幼児の健康課題、小児の疾病理解、子どもと家族への関わり方を確認しておきましょう。助産師は、新生児や乳幼児、家族への支援にも深く関わります。

小論文では、少子化、産後ケア、妊産婦支援、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、出生前診断、若年妊婦、父親の育児参加、母乳育児支援、地域母子保健、災害時の妊産婦支援など、助産師学校入試で扱われやすいテーマについて準備しておくとよいでしょう。

面接では、「なぜ助産師を目指すのか」「なぜ獨協医科大学で学びたいのか」「地域社会にどのように貢献したいのか」「看護師としての学びを助産にどう生かすのか」を、自分の経験と結びつけて説明できるようにしましょう。

● 学費と授業料以外の費用
  • 入学金:200,000円
    ※本学部卒業者は入学金免除と案内されています。
  • 授業料:900,000円
  • 実習費:500,000円
  • 学費合計:1,600,000円
    ※入学金200,000円、授業料900,000円、実習費500,000円の合計です。
  • その他の費用:教科書代、実習に伴う諸経費、国家試験関係費用、予防接種費用、実習交通費、実習宿泊費、通学費、生活費など
    ※教科書、実習に伴う諸経費は自己負担と案内されています。授業料以外に必要となる費用も、必ず学校公式サイトまたは募集要項で確認してください。
  • 納入方法:原則として一括の銀行振込
    ※本人確認法により、金融機関で振込依頼人の本人確認書類の提示を求められる場合があります。
  • 入学辞退時の返還:期限内に入学辞退を申し出た場合、入学金を除く学費を返還
    ※令和8年度募集要項では、令和8年3月31日午後5時までの申し出が期限として示されています。期限後の辞退では、既に納入した学費は返還されません。

獨協医科大学 助産学専攻科は私立大学専攻科であり、1年間の課程でも学費負担は大きくなります。入学金、授業料、実習費のほか、教科書代、実習に伴う諸経費、国家試験関係費用、交通費、生活費まで含めて計画しておくことが大切です。

特に助産学実習では、病院や助産院での実習が含まれるため、実習先や居住地によって交通費・宿泊費が必要になる可能性があります。出願前には、授業料以外に必要となる費用も必ず確認しておきましょう。

● 奨学金制度

獨協医科大学 助産学専攻科では、学費支弁が困難な学生を対象に、学業成績と経済的事情を考慮した奨学金制度が案内されています。

  • 獨協医科大学助産学専攻科奨学金
    ※月額50,000円以内、無利子。修了後、本学に就職するかどうかにより返還条件が異なります。
  • 獨協医科大学助産学専攻科特別奨学金
    ※授業料相当額を一括貸与。修了後、獨協医科大学病院または獨協医科大学埼玉医療センターのいずれかに看護職として2年間従事した場合、返還免除と案内されています。
  • 日本学生支援機構奨学金

奨学金は、金額だけでなく返還条件や就業条件を必ず確認する必要があります。特に、修了後の勤務先や勤務年数が返還免除条件に関わる制度を利用する場合は、自分の就職希望と合っているかを慎重に確認しましょう。

● 学士の取得について
  • 学士の取得:不可
  • 注意点:獨協医科大学 助産学専攻科は、助産師国家試験受験資格の取得をめざす1年制の大学専攻科です。修了によって新たに学士の学位を取得する課程ではありません。

ここは受験生が誤解しやすい点です。「大学にある専攻科だから学士が取れる」という意味ではなく、看護師資格を基盤として、さらに1年間で助産師国家試験受験資格の取得をめざす課程と考える必要があります。

助産師学校を選ぶ際には、「助産師国家試験受験資格が得られるか」だけでなく、「大学専攻科か、大学別科か、専門学校・養成所か」「学士取得につながるか」「学費や実習費はどの程度か」も確認しておくことが大切です。

● 学生生活と学習環境

獨協医科大学では、キャンパス内に学生食堂、学生寮、レストラン、書店、喫茶スペース、学生談話室などが整備されています。また、大学病院内にはコンビニや銀行出張所・ATM、コーヒー店などもあり、医科大学キャンパス内で学習と生活を進める環境が整っています。

助産学専攻科は10名という少人数教育であり、教員の目が届きやすい環境で学ぶことができます。助産師学校の1年間は、講義、演習、実習、国家試験対策が短期間に集中するため、少人数で丁寧に学べる環境は大きな意味があります。

年間スケジュールとしては、4月に入学式・前期授業開始、7月に前期試験、9月に助産学実習、2月に助産師国家試験、3月に修了式という流れが案内されています。入学後は非常に密度の高い1年間になりますので、受験段階から学習体力をつけておくことが大切です。

● 2028年度以降の学生募集停止について

獨協医科大学 助産学専攻科は、2028年度以降に学生募集を停止し、専攻科を廃止する予定であることが公式に発表されています。

大学によると、看護学部の2024年度新教育課程において助産師国家試験受験資格の取得が可能となり、今後は教育資源を看護学部教育課程に集中させるため、助産学専攻科の募集停止・廃止を決定したとされています。

そのため、獨協医科大学 助産学専攻科を受験候補に入れる場合は、「自分が受験する年度に募集があるか」を必ず確認してください。過年度の募集要項だけで判断せず、大学公式サイトの最新情報を確認することが非常に重要です。

● 受験生への注意点

獨協医科大学 助産学専攻科は、入学定員10名の少人数課程です。一般入学試験の募集人員は8名程度で、専門科目試験、小論文、面接、提出書類により総合的に判定されます。募集人員が少ないため、早めの準備が必要です。

一般入学試験では、母性看護学・小児看護学が専門科目として課されます。母性看護学だけでなく、小児看護学も出題範囲に含まれるため、新生児・乳幼児の成長発達、家族支援、子どもの健康課題を整理しておきましょう。

出願書類には、入学志願票、写真票、志望理由書、写真、成績証明書、卒業証明書または卒業見込証明書、看護師免許証の写しまたは看護師国家試験受験資格取得見込み証明書などが必要です。証明書類の発行には時間がかかることがあるため、出願直前ではなく早めに準備しましょう。

看護師国家試験受験資格取得見込みで出願する方は、入学時までに看護師国家試験に合格していることが必要です。助産師学校入試に合格しても、看護師国家試験に合格できなければ入学や資格取得に影響します。

試験当日は、受験票、筆記用具、時計などの持ち物に注意し、必要に応じて昼食を持参するよう案内されています。試験開始後20分以降の入室は認められないため、交通機関の遅れも考慮して余裕を持って移動しましょう。

何より重要なのは、2028年度以降の募集停止予定です。受験予定年度によっては出願できない可能性がありますので、必ず大学公式サイトで最新の募集状況を確認してください。

● 公式情報

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アルファゼミナールの助産師学校受験対策

アルファゼミナールでは、助産師学校を受験する方に向けて、小論文、面接、志望理由書、看護学の補強などの対策を行っています。獨協医科大学 助産学専攻科のように、母性看護学・小児看護学・小論文・面接が関わる学校では、専門知識と表現力の両方を準備することが大切です。

助産師学校の入試では、母性看護学や小児看護学の知識だけでなく、「なぜ助産師を目指すのか」「どのような母子・家族支援を行いたいのか」「地域社会にどう貢献したいのか」を自分の経験と結びつけて説明する力が求められます。

獨協医科大学を受験する方は、小論文対策、母性看護学・小児看護学の復習、志望理由書、面接練習を早めに進め、看護師国家試験対策とも両立できるよう計画的に準備していきましょう。また、募集停止予定があるため、受験年度の確認も必ず行いましょう。

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