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2025.06.18

看護大学・看護学校の入試で出た小論文・作文のお題 (30)『座右の銘(400字・時間30分)』

看護学校の入試の小論文『座右の銘』の画像 京都の看護予備校アルファゼミナール

看護大学・看護学校の入試で出た小論文・作文のお題 (30)

⁻『座右の銘(400字・時間30分)』

小論文で「座右の銘」を問うお題は、看護・医療系でも近年出題が増えています。座右の銘とは単なる名言ではなく、「自分の信念や行動指針」を表す言葉。これを通して、受験生の価値観や思考の枠組みを知ろうという出題者の意図があります。

この記事では、座右の銘の意味や選び方、医療とどう関連づけるかなどをわかりやすく解説します。

●座右の銘とは

「座右(座っている右側)」の「銘(心に刻む)」という意味から、自分のそばに置いて大切にする言葉という意味です。日常や困難に直面したときの行動軸となるものです。面接や作文試験では、「あなたは何を大切にしているのか」を言葉を通して伝える重要なテーマになります。
また、面接試験の場合には、「あなたのモットーは何ですか?」という質問をされることも多くあります。

●座右の銘の例

よく用いられる四字熟語やことわざには:

  • 「継続は力なり」– 地道な努力を支えた経験を語るのに最適です。
  • 「一期一会」– 出会いを大切にし誠実さを伝えられます。
  • 「七転び八起き」– 困難に屈せず立ち上がる姿勢を示します。
  • 「誠心誠意」– 嘘偽りなく真心をもって接することを伝えます。
  • 「塵も積もれば山となる」「百聞は一見にしかず」「先憂後楽」…など多様な言葉が使えます。

有名な言でなくても、自分だけの言葉(例:「自分の機嫌は自分で取る」)でも構いません。重要なのは「なぜそれを大切にしているか」理由とエピソードがあるかです。

●出題者の意図

面接官や出題者が見ているのは:

  • あなたの価値観や人間性
  • 困難に直面した時、どう対処するか – 行動の傾向や軸があるか
  • 医療現場での姿をイメージできるか – 信頼・協調・責任感など

これらは、受験生が医療職として何を大切にしているかを判断するための材料です。

●医療とどう関連づけて答えるか

選んだ言葉を医療現場にどう活かすかを伝えることで答案に深みが出ます。たとえば:

  • 継続は力なり:国家試験まで地道に学習する力、継続的ケアを行う看護に通じる
  • 一期一会:患者さん一人ひとりとの関係性を大切にし、信頼関係構築に努める
  • 七転び八起き:予期しない事態にも冷静に対応し、あきらめずにケアを継続する姿勢
  • 誠心誠意:誠実な対応が信頼構築につながる
  • 先憂後楽:チームや患者さん先を見据えて行動できるリーダーとしての資質

上記に加え、「石の上にも三年」「塵も積もれば山となる」などもエピソードと結びやすいです。

●書きづらい場合は

以下のように絞り込みましょう:

  • 目標選定:「継続は力なり」や「一期一会」など一つに絞る
  • 具体例:自分の経験(部活、受験勉強、ボランティアなど)と紐付け
  • 医療とのつながり:「患者さんとの対話を大切にしたい」「長期ケアで役立てたい」など将来像を含める
  • 構成にする:「結論→エピソード→医療現場への応用」の順序で書くと説得力が増します。
●まとめ

座右の銘は「行動指針」や「人生観」を伝える重要なキーワードです。単なる言葉の知識を越え、自分の体験や思考の根拠として使うことで、説得力のある文章になります。医療職としての姿が想像されるようなエピソードと将来の展望を添えて書けば、読み手に印象深く伝わる答案になります。

選んだ言葉は、あなたという人間の内面を映す鏡です。300~400字という短文でも、伝えたい信念を明確にし、医療現場で大切にしたい姿勢につなげることで、「この人に看護を任せたい」と思わせる文章になります。

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