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2025.09.11

助産学校の入試の面接で聞かれた内容(7)『看護の専門学校時代は座学と実習でどちらが楽しかったですか?』

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助産学校の入試の面接で聞かれた内容(7)

⁻『看護の専門学校時代は座学と実習でどちらが楽しかったですか?』

看護専門学校で学ぶ時間は、大きく「座学」と「実習」に分かれます。入試の面接で「座学と実習のどちらが楽しかったですか?」と問われるのは、受験生がどのように学びを捉えているかを知りたいからです。座学では医学や看護理論を体系的に学び、知識の基盤を築きます。一方、実習では患者さんや医療スタッフと直接関わる緊張感と責任感を伴いながらも、大きな学びとやりがいを得られます。面接官は「単に楽しかった」という表面的な答えではなく、学びをどう自分の成長に結び付けたかを見ています。特に助産学校を受験する方にとっては、産科実習など現場での経験がどのように心に残ったのかを伝えることで、志望の熱意や将来像を具体的に示せるでしょう。

●座学と実習の特徴

座学は基礎医学や解剖生理学、病理学、看護技術論などを学び、臨床現場に出るための準備期間です。知識を積み重ねることで、患者さんの状態を理論的に理解し、適切な対応を考える力を養います。一方、実習は病院や施設での体験を通して、知識を「実際にどう活かすか」を学ぶ場です。実習は緊張や不安を伴いますが、患者さんに「ありがとう」と声をかけてもらえたり、チーム医療の一員として役割を果たせたりすることで、大きなやりがいを感じます。特に産科での実習では、新しい命の誕生に立ち会う経験ができ、助産師を志す気持ちをより強くする方も多いでしょう。

●面接官の意図

この質問の背景には、単に「楽しいか大変か」を聞きたいのではなく、「学びにどう向き合ったのか」を見極めたいという意図があります。実習を大変と感じるのは自然なことですが、その中で何を学び、自分の成長にどうつなげたのかを説明できるかが重要です。座学を選んだ場合は「知識を積み重ねて理解が深まる楽しさ」を語り、実習を選んだ場合は「現場で学んだ患者さんとの関わりの大切さ」を具体的に示すとよいでしょう。面接官は「壁に直面したときに逃げずに取り組める人かどうか」「現場の厳しさを理解したうえで進もうとしているか」を確かめています。

●どう答えるか

答える際は「座学」「実習」どちらを選んでも構いませんが、理由をしっかり述べることが大切です。例えば、座学なら「基礎を理解することで患者さんの症状を体系的にとらえる力がつき、実習に活かせたことが楽しかった」と言えます。実習なら「緊張したが、患者さんの回復を目にしたときに大きな喜びを感じた」といった体験を語ると説得力が増します。さらに、「学んだ知識を臨床でどう活かしたか」「学びを今後どうつなげたいか」を加えると、より前向きで印象に残る答えになります。

●まとめ

この質問は「座学派か実習派か」を決めることが目的ではなく、「自分の学びをどう振り返り、どう将来につなげるか」を問うものです。大切なのは、どちらにも楽しさと大変さがあると理解したうえで、自分なりの学びを明確に語ることです。助産学校を受験する人にとっては、産科実習で得た体験や学びを強調することで、将来の助産師像を具体的に描けるでしょう。「座学で得た基盤」と「実習で得た実践力」を両輪として成長できる姿勢を伝えることが、面接での好印象につながります。

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