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2025.07.03

看護大学・看護学校の入試の面接で聞かれた内容(29)『願書に趣味は料理と書かれていますが、料理と看護で共通していることは何だと思いますか?』

看護大学・看護学校の入試の面接試験で聞かれた質問『願書に趣味は料理と書かれていますが、料理と看護で共通していることは何だと思いますか?』の画像 京都の看護予備校アルファゼミナール

看護大学・看護学校の入試の面接で聞かれた内容(29)

⁻『願書に趣味は料理と書かれていますが、料理と看護で共通していることは何だと思いますか?』

看護学校や看護大学の面接で、「願書に趣味は料理と書かれていますが、料理と看護で共通していることは何だと思いますか?」という質問をされたら、どう答えれば良いのでしょうか。

この質問のポイントは「料理」という身近な行為と、「看護」という専門性の高い仕事との間に、どのような関連性を見いだせるか、そしてそれを論理的かつ温かみのある言葉で伝えられるかにあります。

ここでは、料理と看護の共通点・異なる点を踏まえ、どのように考えを深めればよいかを解説します。面接で自分らしい答えができるよう、参考にしてみてください。

●料理と看護の共通点

料理も看護も、「相手のために行う」という点で共通しています。どちらも自分本位ではなく、「この人はどんな味付けが好きだろうか」「この患者さんはどのようなケアを必要としているだろうか」と、相手の立場に立って考えることが求められます。

また、料理では「衛生管理」「安全な調理手順」が不可欠なように、看護でも「感染予防」「正確で安全な処置」が重要です。一歩間違えると取り返しのつかないことになる、という緊張感も共通している点です。
さらに、限られた時間の中で効率よく段取りを組む「時間管理能力」や、丁寧さ・正確さもどちらにおいても求められます。

●料理と看護の異なる点

一方、料理と看護には大きく異なる点もあります。料理は基本的に「成果」が目に見える形で現れ、相手の「美味しい」という反応がすぐに返ってきますが、看護の場合、患者さんの健康回復や安心感という形で結果が出るまでには時間がかかることも多いです。

また、料理は多少の失敗が許される場面もありますが、看護では小さなミスが患者さんの命に関わる場合があるため、より高い責任感が求められます。このような違いを理解した上で、共通点を生かしていく姿勢が大切です。

●食べる人や患者のことを真摯に思う

料理も看護も、最終的には「目の前の人に喜んでもらいたい」「健康を支えたい」という想いに支えられています。
料理を作る際、「栄養バランスは取れているか」「アレルギーはないか」などを考えるように、看護でも「患者さんにとって何が必要か」「何を優先すべきか」を考える姿勢が必要です。

この質問に答えるときは、単なる趣味の話に留めず、「相手のために行動する姿勢」を軸にして答えると説得力が増します。

●面接官の意図

この質問で面接官が見ているのは、趣味や日常の経験を「看護師になる資質」として結び付けられるかどうかです。趣味に真剣に取り組む姿勢は、学業や実習に対する取り組み方の指標にもなります。また、患者さんやチームメンバーに気を配れるか、責任感を持って行動できるかといった資質も見極められます。

●どう答えるか

回答例としては、次のように構成すると良いでしょう。
「料理と看護には、相手のことを第一に考える点で共通点があると思います。例えば、料理では食べる人の好みや体調を考えますが、看護でも患者さんの立場に立った思いやりが大切だと感じます。さらに、どちらも一歩間違うと大きな問題になるため、慎重さや安全への意識が欠かせません。私は料理で培った段取りや衛生管理の習慣を、看護の場面でも生かしていきたいです。」

●まとめ

趣味と看護を結びつけて語れる受験生は、物事を多角的に考える力があると評価されやすいです。料理と看護の共通点や相違点を整理し、「どのように看護で活かしたいか」という未来への視点を添えて答えることで、面接官に好印象を与えられるでしょう。

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