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2025.07.02

看護大学・看護学校の入試の面接で聞かれた内容(28)『家での役割は何ですか?』

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看護大学・看護学校の入試の面接で聞かれた内容(28)

⁻『家での役割は何ですか?』

面接で「家での役割は何ですか?」と聞かれたとき、意外に戸惑う受験生は少なくありません。家での役割とは、単に「家事をしているかどうか」だけではなく、家庭の中で自分が担っている責任や立ち位置、日常生活の中での協力姿勢を問う質問でもあります。
「夕食後に皿洗いをする」「祖母の通院に付き添う」「妹の勉強を見ている」など、些細なことでも構いません。むしろそのような日々の積み重ねこそが、看護職に必要な協調性や責任感を育てている証とも言えるのです。

また、最近は「家事をほとんどしていない」「自分の役割を意識していなかった」と答える方もいますが、それも正直な姿として受け止められることがあります。重要なのは、そこから何を学び、今後どうしていきたいかを考えることです。

●家庭内での役割の多様性

家庭内の役割は人それぞれです。掃除や洗濯、料理といった家事全般を担っている人もいれば、祖父母の介護や兄弟姉妹の世話をしている人もいます。
「共働きの家庭なので、自分が夕食の支度を担当しています」「小学生の弟の送り迎えをしています」など、家庭ごとの事情に応じた役割は評価ポイントになりえます。特に看護職を目指す者にとって、生活の中で他者を思いやり、自分の行動で誰かを支える経験は、大切な土台となります。

●役割がない場合はどう答える?

「家では特に決まった役割をしていません」と答えることも、必ずしもマイナスにはなりません。大切なのは、そこから何を学んだか、そして今後どのような姿勢で臨もうとしているかを示すことです。
たとえば、「これまでは母に任せきりだったが、看護師を目指す中で『支える立場』の大切さに気づいた。今後は自分から家事に取り組んでいきたい」というように、自分の変化や気づきを言語化できれば、面接官に誠実な印象を与えることができます。

●面接官の意図

この質問で面接官が見たいのは、受験生の家庭内での責任感や役割意識、そして看護学生としての適性です。看護学校では実習やグループワークなど、分担と協力が必須です。
家庭の中でどれほど主体的に動いていたか、自分の役割を意識していたか、そして忙しい中でもバランスをとっていたか――そうした姿勢を垣間見ることで、学校生活にうまく適応できそうかを判断しようとしています。

●どう答えるとよいか

質問に対しては、ありのままの自分の経験を述べながら、それを通して何を感じたかを語ることがポイントです。
たとえば「洗濯物を干すことを任されています。面倒だと感じる日もありますが、習慣化することで責任を持つ意識が芽生えました」といった具合に、体験と気づきを結びつけて話すと説得力が増します。
また、「弟の宿題を見る中で、相手の理解度に合わせて言葉を選ぶようになりました」といった具体的なエピソードも有効です。

●まとめ

「家での役割」は、ただの家事スキルを問うのではなく、看護職に必要な心構えや協力姿勢を確認するための質問です。
今していることに自信を持ち、さらに「これからどうなりたいか」という未来志向も添えて答えることが大切です。

どんな小さな役割でも、それが他者を思いやる行動であれば、看護の学びにつながる大きな一歩になります。

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