2025.05.19
⁻『(願書の趣味欄で)好きなアニメのジャンルに ’異世界のもの’ というのがありますが、異世界とは何ですか??』
看護学校の面接では、願書に書かれた内容が話題になることがあります。とくに趣味の欄は、緊張をやわらげるための「アイスブレイク」として使われることもあり、面接官が気軽に質問してくることが多い項目です。
今回は、実際にあった「異世界って何ですか?」という質問を例に、答え方のポイントを整理してみましょう。
●願書の趣味欄の書き方 |
看護学校や看護大学の願書には「趣味・特技」などの欄が設けられていることがよくあります。ここは、自分の人となりを知ってもらう貴重なスペースですので、ただ「読書」「スポーツ」などと簡単に書くだけではもったいない部分でもあります。
たとえば、
「読書」と書くだけでなく「読書:推理小説が好きで、月に3冊ほど読みます」、「スポーツ:地域のスポーツクラブで週に1回バドミントンをしています」、「スポーツ観戦:プロ野球のファンで、年に5回ほど球場へ観戦に行きます」といったように、具体的なジャンルや頻度、関わり方を添えて書くと、より人物像が伝わりやすくなります。
面接では、願書の趣味欄から話が広がることも多く、面接官が話題を通じてリラックスさせてくれることもあります。少し踏み込んだ内容を書くことで、面接でのやりとりもスムーズになり、自分の思いを伝えるチャンスが広がります。
●趣味について聞かれる理由 |
趣味についての質問は、面接官があなたの人柄や考え方を知るための手段です。「異世界って何?」というような質問は、単に言葉の意味を知りたいのではなく、あなたがどんなことに関心を持ち、どんな風に説明できるかを見ているのです。また、年配の先生が面接官の場合、アニメやゲームに詳しくないことも多く、純粋に好奇心から聞いてくれることもあります。
●どうこたえるのがよいか |
「異世界」とは、現実とは異なる架空の世界のことです。アニメや小説のジャンルのひとつで、登場人物が現代の世界から魔法や冒険の世界に転生したり、移動したりして活躍する物語が多いです。
このような質問に対しては、専門用語を使わず、誰にでもわかるように説明することが大切です。たとえば、「異世界とは、現実とは違う空想の世界で、アニメや小説で人気のジャンルです。主人公が別の世界に行って、冒険したり成長したりする物語が多いです」といった、やさしい言葉で伝えると良いでしょう。
実はこのような説明力は、将来医療職に就いたときにも大切になってきます。専門的な知識を持っていても、患者さんにうまく伝わらなければ意味がありません。難しい内容をわかりやすく、丁寧に説明する力は、面接のこうした場面でも少しずつ養っていけるものです。自分の好きなことを、相手の立場に立って伝えようとする姿勢を大切にしましょう。
●まとめ |
趣味欄は、あなたのことをより深く知ってもらえる大切なチャンスです。趣味がアニメやゲームであっても、堂々と話して大丈夫。ただし、面接官が知らないジャンルの場合でも、興味を持って聞いてもらえるよう、簡潔でわかりやすい説明を準備しておきましょう。
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